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建設経済新聞社
2021/05/13

【京都】京都市役所北庁舎解体・新築工事 工事契約承認後、10月着工

 京都市は、新庁舎整備事業として北庁舎の建替えを行う。5月市会で関連工事の請負契約案の承認後、10月から北庁舎解体・新北庁舎新築工事を開始する。令和7年3月末の完成を見込む。
 中京区で進める新庁舎整備事業では、西庁舎が平成31年3月に完成し4月に開所、分庁舎が2ヵ月後の令和元年5月に完成し6月に開所した。現在進める本庁舎改修工事は今年8月末に完成し、9月に供用開始する予定。地下階の柱頭に免震装置を設置する柱頭免震工法を採用し、本庁舎、西庁舎、北庁舎の3棟が一体となる免震構造とする。
 本庁舎の完成後は、本庁舎の3階〜4階に行財政局及び総合企画局、2階に市会(議場・議員団室、市会事務局等)、1階〜地下1階に環境政策局及び産業観光局、農業委員会事務局、また分庁舎の地下1階に文化市民局等の部局を順次移転のうえ配置する予定。
 本庁舎の供用後、新北庁舎の整備に向け、解体工事等に乗り出す。

電気設備、空調衛生設備
令和4年4月から工事開始


 市は、新北庁舎(仮称)建築主体その他工事を行う京都市新北庁舎(仮称)新築工事を18日開会の5月市会に提出する。契約相手方は清水−公成特定建設工事JV(請負金額が76億7800万円)。
 主な工事内容をみると、建物新築工事はS造一部SRC造地下2階地上7階建、延1万7147u(建築面積2702u)。押小路通を挟んで北側に位置する分庁舎と新北庁舎を接続する上空通路新築工事はS造平屋建、28u。このほか既存北庁舎解体撤去工事も行う。解体する北庁舎はRC造+SRC造地下2階地上5階建一部8階建、延1万2695u(建築面積1754u)。
 竣工期限は着工命令の日から42ヵ月以内。
 設計は日建設計大阪オフィス(大阪市中央区)。
 今後、電気設備工事、空気調和及び衛生設備工事を別途発注する。令和4年4月から設備工事を開始する予定。