国土交通省三重河川国道事務所は、2021年度事業概要を公表した。河川事業に係る21年度の事業費は43億6200万円で、20年度2月補正事業費が38億6200万円。道路事業に係る21年度の事業費は54億1900万円で、20年度2月補正事業費が10億5000万円だった。
主な事業を見ると、鈴鹿川では一般河川改修事業で21年度事業費に5億7940万円(20年度事業費4億7750万円)を付け、塩浜地区の河道掘削を行う。河川工作物関連応急対策事業に1億9000万円を充て、河原田地区の排水機場の原動機を更新する。
雲出川は一般河川改修事業に6億8430万円(同13億9750万円)を計上し舞出地区の浸透対策を実施する。櫛田川は1億7240万円(同5億6750万円)で清水地区の築堤護岸整備を継続する。宮川は12億2440万円(同8億8750万円)を付け、田尻・河崎地区の河道掘削や排水機場ポンプ増強を行う。
この他、河川維持修繕事業では、鈴鹿川に4億2590万円(同1億1000万円)、雲出川に3億8330万円(同1億2000万円)、櫛田川に3億3990万円(同1億2200万円)、宮川に同3億4850万円(同1億8000万円)を充てた。
道路事業では、23年度の開通見通しを公表した中勢道路に38億5700万円(同9億円)を計上し、改良工と橋梁上部工を行うとともに、大里窪田町出口交差点の部分立体化に向けた協議や設計を進める。北勢バイパス(BP)と中勢BPを接続する鈴鹿四日市道路には測量や調査、設計を実施するための4億2000万円を付けた。新規に事業化した近鉄四日市駅交通ターミナル整備事業は1億円を充て、調査設計と協議を行う。
さらに、環境基準超過区間の解消を目的とした三重23号北部・中部環境対策に1億円、三重23号交通安全対策に5億0100万円、三重1号電線共同溝に1億1300万円、三重23号電線共同溝に2億3500万円を付けた。
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建通新聞社