SBSグループのSBSリコーロジスティクス(東京都墨田区太平4ノ1ノ3)は、一宮市に物流施設を新築すると発表した。施工者はすでに決まっており、2023年4月のオープンに向けて建設を進める考え。
規模は4階建て延べ約5万7000平方b。1〜3階部分をFSRPC造(柱を鉄筋コンクリート造、梁(はり)を鉄骨造とする特殊なPCaPC工法)、4階を鉄骨造とする計画。トラックバースは、各フロアに10d車20台分を設ける。同施設には太陽光発電や電気自動車充電設備を設置する予定。倉庫内の照明は人感センサー付き照明を採用するとしている。
施工はフジタ(東京都渋谷区)が担当する。
SBSグループは、現在の70万坪から100万坪まで物流施設の使用面積を拡大させるため、増床を進めている。SBSホールディングスの鎌田社長は、19年8月に行った会見で「23年度までにグループの物流施設を約15・7万坪まで増床させる。中部地区では3・5万坪を計画している」と明言。中部地区では現時点で今回の開発案件以外は明らかになっておらず、同グループの今後の動きが注目される。
提供:建通新聞社