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日刊建設タイムズ社
2021/05/13

【千葉】22年度以降の整備へ/江戸川台駅東口周辺で/計画策定プロポ開始/流山市

 流山市は東武アーバンパークライン江戸川台駅東口周辺地区の再整備に向け、12日、「江戸川台駅東口周辺地区土地利用計画策定業務委託」の簡易公募型プロポーザルを開始した。業務において利用実態調査や市民等の意向調査を行い、東口駅前広場再整備計画を立案するとともに、東口周辺に点在する公共施設の再配置を含めた土地利用計画を定める。委託期間は、契約締結日の翌日から2022年3月31日まで。業務委託費の上限は940万円(税抜き)。22年度以降、実施設計、建物解体、整備工事を順次進める予定。
 業務の対象は、江戸川台駅を中心とした半径400m程度かつ、東武アーバンパークライン以東の範囲。
 東口駅前広場は整備から約20年が経過し、利用状況・利用形態が変化。大型バスや自家用車などによる利用が増加しているほか、特に通勤時間帯などにおいて待機車両による混雑が生じていることから、利用実態に応じた適正規模や配置計画を検討する必要がある。
 また、周辺には江戸川台駅前出張所や北部地域包括支援センターなどの公共機能が点在。江戸川台駅前出張所等はJA江戸川台支店ビルを賃貸借して入居しており、建築後40年以上が経過し老朽化しているほか、耐震基準を満たしておらず、バリアフリー対応が不十分。そのため、公共施設の再配置を含めた土地利用の見直しが求められている。
 20年度には、公共施設用地として活用するため、日本貿易機構江戸川台職員宿舎跡地(JETRO跡地)を取得した。既存建物の解体を前提とした利活用方法を探る。
  業務内容は▽対象地区の概況整理▽対象地区の現況調査▽利用実態調査▽市民および関係者等意向調査▽課題の整理▽目標および方針の設定▽土地利用構想および土地利用計画▽駅前広場再整備計画▽にぎわいと魅力創出につながる提案▽事業手法の検討▽委員会等の運営支援。
 「駅前広場再整備計画」では、駅前広場の適正面積を設定するとともに、再整備計画を複数案、作成する。
 「にぎわいと魅力創出につながる提案」においては、駅前広場の再整備やJETRO跡地の活用を念頭に置き、対象地区のにぎわいと魅力創出につながるハードおよびソフト施策の提案を行う。
 「委員会等の運営支援」に関しては、市職員で組織する江戸川台東地区街づくり検討委員会・部会および、市民などで組織する(仮称)江戸川台駅東口周辺地区検討協議会における資料作成などを行う。
 プロポーザルの応募者は、業務を実行する能力を有する単独企業またはグループ。応募資格は、市の入札参加有資格者名簿(測量・コンサルタント:都市計画)に登録されている者であることなど。また、管理技術者と照査技術者に対して必要な資格の保有などを求めている。
 今後は、18日まで企画提案書に関する質問を受け付け、25日に回答。26日〜6月8日に企画提案書の提出を求め、6月中旬に審査を実施し、同月下旬には選定結果を発表する予定。詳細協議を経て、7月上旬の契約締結を見込む。
 質問書は持参・郵送・電子メールのいずれか、また企画提案書は持参により、まちづくり推進課へ提出すること。プロポーザルの実施要領などは、市ホームページからダウンロードできる。k_times_comをフォローしましょう
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