草津市は、96年(平成8年)に完成した草津駅前地下駐車場について、施設の改修工事を計画している。設計については来年度、工事については現在のところ未定だが、緊急度合いによって設計と同年度に行う可能性もあるとしている。また、予算の兼ね合いから工事は数年度に分ける可能性もある。
同市は、昨年度に施設の劣化度を実施、ひび割れやタイルの劣化度、防火設備、防火壁、防火シャッターなどの調査を行った。所管の交通政策課は、今年度に調査結果を精査し、来年度の設計業務に繋げていく考え。
なお、今回の調査業務はヤスザワ設計(彦根市)が担当。
草津駅前地下駐車場は、同市渋川1丁目他に位置、96年(平成8年)に完成し、供用を開始している。施設は草津駅の地下に東西に分けられて使用されており、その規模は総延4039平方bで、東口は151台、西口は77台収容が可能となっている。同市は、施設の完成から24年が経ち、経年劣化が見られたため、劣化度調査を実施し、改修工事をできるだけ早く進めたいとしている。
また、同施設は20年1月に指定管理者からの指定管理辞退届の提出により、施設の管理運営の継続が困難であると認めたため、指定管理者の指定を取り消しており、現在は同市が運営している。
提供:滋賀産業新聞