国土交通省岐阜国道事務所は、2021年度当初の事業概要を明らかにした。東海環状自動車道、一般改築7カ所、交通安全事業7カ所、電線共同溝事業1カ所の事業を計画している。維持修繕等を除く事業費は前年度当初比2・3%増の303億0100万円となった。事業ごとの予算を見ると、高規格幹線道路の国道475号東海環状自動車道に270億5400万円、一般改築に25億2900万円、交通安全に6億3800万円、電線共同溝に8000万円を充てる。
各事業の内訳は、東海環状自動車道関係が土岐〜関間に1000万円、関〜養老間に148億7900万円、養老〜北勢間に121億6500万円を投入する。
一般改築では、国道21号岐大バイパス(BP)の岐阜市〜大垣市間に調査設計費で4億5000万円を付け、立体化に向けた検討を進める。関ケ原BPの垂井町〜関ケ原町間に調査設計で1000万円を付け、開通済み区間と現道の調査を行う。
国道41号美濃加茂BPの美濃加茂市〜川辺町間に1000万円を付け、周辺の交通状況調査や完成形に向けた検討を進める。飛水峡街道(上麻生防災)の七宗町〜白川町間に7億0700万円を付け調査設計や用地買収、改良・橋梁下部工事を進める。
国道156号岐阜東BPの岐南町〜関市間に11億4200万円を付け、調査設計や用地買収、改良・橋梁下部工事を進める。
郡上大橋架け替えでは2億円を付け、調査設計や用地買収を進める。
国道258号大桑道路の大垣市〜海津市間には調査設計費で1000万円を付け、暫定2車線区間の4車線化に向けた検討を進める。
交通安全の分野では、国道21号関連が各務原市の各務原地区交差点改良の9300万円を付け、調査設計と用地買収を進める。垂井町の杁之宮交差点改良に9000万円を付け、調査設計や用地買収を進める。大垣市の大垣河間地区交差点改良に6000万円を付け、調査設計と工事を進める。可児市の住吉南交差点改良に9000万円を付け、工事を進める。
国道156号関連は郡上市の大島歩道整備に2400万円を付け、調査設計を進める。為真歩道整備に2億1900万円を付け、用地買収と工事を進める。美濃市の須原交差点改良に6200万円を付け、調査設計と工事を進める。
電線共同溝は、国道258号の大垣市内の大垣電線共同溝に8000万円を付け、調査設計と工事を進める。
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建通新聞社