県八頭県土整備事務所は2021年度道路事業のうち、補助と交付金を活用する事業に7億6300万円を投入し事業促進を図る。同事務所では今月下旬から工事や委託を順次発注していく。
補助事業には1億8500万円。うち橋梁補修には1億8200万円を投入し、管内約30橋の橋梁修繕や耐震補強工に取り掛かる。主なカ所は若桜湯村温泉線・田の原橋(若桜町来見野)に7500万円、津山智頭八東線・枕田橋(智頭町智頭)に3900万円など。
一方、交付金事業には5億7600万円を投入する。主なカ所は、若桜下三河線・岩屋堂工区(岩屋堂バイパス)に9500万円を充て、山切り工の継続(掘削工6000立方bなど)、詳細設計、用地測量などに取り掛かる。津山智頭八東線・大呂2工区は1億1000万円でバイパス部の橋梁上部工などに着手。今月下旬にも上部工(工事費7500万円)を発注する見込み。国道482号・舂米バイパスは7000万円を投入し、残土処分地造成工などを進める。
岩美八東線・中工区は工事費2000万円で集落内の道路拡幅工事に着手。志子部船岡線・志子部工区は1700万円で待避所設置などに入る。
また、今年度から事業を本格化させる麻生国府線・福地工区は3000万円で測量、道路詳細設計、地質調査、橋梁予備設計に入る。河原郡家線・福本工区は2000万円で用地測量など。
このほか、構造物修繕には1000万円、雪寒には1500万円を投入し事業を促進していく。
日刊建設工業新聞