石川県土木部道路建設課は、21年度から新規に一般国道249号「縄又道路」の整備事業に着手し、輪島市縄又町地内において、ミニバイパスや現道の一部拡幅整備などを推し進めていく。
全体計画によると、路線延長は500メートル、幅員6・0(11・0)メートル。現道の幅員狭小及び急カーブ、急勾配を解消するため、ミニBPを新設して走行性を高めるとともに、歩道(片側歩道)を設けて自転車、歩行者の安全性向上が図られる。
総事業費に約3億2000万円を見込む。
国道249号は「ダブルラダー輝きの美知」構想の南北幹線に位置付けられ、奥能登地域の生活や産業、観光を支える基幹道路。第1次緊急輸送道路にも指定されている。縄又道路の整備により、安全・安心な交通の確保、災害発生時における救援活動や支援物資の円滑な輸送、地域間の連携強化に加え、利便性向上による奥能登地域の観光振興への支援にもつながることから、県では早期の完成供用を目指して事業を促進する構えだ。