国土交通省木曽川下流河川事務所は、2021年度の事業概要を公表した。事業費は、20年度補正予算(37億6000万円)と21年度当初予算(53億1000万円)を合計した15カ月予算として90億7000万円を計上した。河川改修・維持関連に79億2000万円、公園関連に11億5000万円を充てた。
21年度発注予定工事分を見ると、河川改修事業では揖斐川城南高潮堤防嵩上げ工事(桑名市立田町)、揖斐川御砂樋管改築工事(桑名市大字下深谷部)、肱江川堤防整備工事(桑名市多度町中須)、木曽川下流管内河川整備工事などを発注する。
河川維持・管理では、堤防・護岸、城南排水機場など6カ所の排水機場、津屋川水門など25カ所の水門・樋管、船頭平閘門、赤須賀陸閘など河川管理施設の維持管理を行う。また、「防災・減殺、国土強靱(きょうじん)化のための3か年緊急対策」として堤防除草・伐採後の再繁茂対策を実施する。
公園関連では、木曽三川公園治水展望タワーの耐震対策、大江緑道の整備、桑名七里の渡し公園の整備検討などを進める。
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建通新聞社