県は11日、WTO政府調達案件の国道181号江府道路「久連トンネル」=江府町久連〜洲河崎=を一般競争入札として工事公告する。施工形態は3社JVで、7月9日に開札して8月初めまでに落札者を決める。
江府道路の主要構造物「久連トンネル」は延長2609b、幅員6・5(8・0)b。NATM工法を採用して久連側から掘削後、覆工、インバート工までを仕上げる。工事費60数億円。
公募条件は、JV代表者に土木一式の総合評定値P1200点以上とNATMによる道路トンネル工1400b以上の実績を求める。その他構成員2社は土木一式P1000点以上。
落札決定にあたっては、県土整備部「技術提案評価型総合評価」を適用。提案テーマとして「安全管理と環境保全対策」「施工計画」について技術資料の提出を求める。
同部によると7月9日の開札後、技術審査に入り、8月上旬までに落札者を決定して仮契約を締結。その後、9月県議会に工事請負承認を求め、10月から4カ年債務で着工する。工期は2025年3月まで。
日刊建設工業新聞