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　高浜町は、原子力災害制圧道路の新設事業として内浦地区で計画している「町道三山線（仮称）」について、２１年度当初予算で測量調査設計業務委託料として４１６２万５０００円を計上しており、今年度は全体延長９８１・５メートルのうちの地すべり区域内においてボーリング（３本）や地下機器設置などを行う。来年度には着工したい考えだが、関西電力との協議により変更になる可能性もあるため、具体的な着手時期は明言できないとする。
　町内を通る原子力災害制圧道路には、県が整備した一般県道音海中津海線、先月竣工した主要地方道舞鶴野原港高浜線とある中で、更なる防災機能を備えた２車線道路として避難道路の複線化を図り、町道三山線を整備する。舞鶴野原港高浜線を分岐し、関西電力高浜原子力発電所神野地係側とを結ぶ。中山間地である山中〜宮尾地内を結ぶ町道柿ヶ渡線から町道神野浦線を通り、三山線と接続されれば完全な複線化となり、避難道路としての効果のみならず交通の利便性も向上する。
　幅員は７・５メートル。総事業費は２１億７２１０万８０００円。
　道路詳細設計は京福コンサルタントが担当。