伯耆町は5月初旬から中旬にかけて、町内にある公共施設2カ所の長寿命化改修工事の発注を予定している。
1件は同町溝口に建つ文化交流拠点施設・鬼の館(鉄筋コンクリート造・延床面積1271・82平方b・1995年造)を改修する「伯耆町鬼の館長寿命化等改修工事」。長寿命化工事(ホールつり天井、舞台設備(照明・音響・吊り物などの補修)、バリアフリー化工事(多目的トイレのオストメイト対応化、玄関ポーチやエントランスなどの段差解消)、省エネ化工事(老朽化した空調システムの更新、高い位置にある屋内照明のLED化)を予定している。設計業務は羽子田設計が担当した。概算工事費は1億5000万円。
同じく溝口で「伯耆町立溝口公民館改修工事」も予定されている。町役場溝口分庁舎に隣接する溝口公民館(鉄骨造3階建て・延床面積1628・95平方b・2002年造)で、外壁のコーキング打ち替え塗装や照明LED化、トイレ改修などを実施する。設計業務はあおい総合設計が担当。概算工事費は8500万円を計上している。
いずれも西部管内の建築A級業者が対象とみられ、あす7日に予定されている指名審査会で業者を選定する。5月初旬から中旬にかけて指名通知し、月末までに仮契約を締結。6月議会の承認を得た上で工事着手となる見通し。工期は2件とも約5カ月を見込んでいる。
日刊建設工業新聞