美馬市は、市内の幼稚園と小・中学校の給食を一元化するため、学校給食センターを新築する。近日中に整備事業者選定支援業務の委託先を決める公募型プロポーザルを公告する。事業手法は公設公営、PFI(BTO)、DBOなどを検討中。年末までに設計や施工を担う事業者の選定手続きを開始し、2022年4月ごろ特定、23年内の稼働を目指している。
市の学校給食は、地区ごとにセンター方式(共同調理場)で運営しており、現在、穴吹町に穴吹学校給食センター、脇町に江原南共同調理場、脇町共同調理場、岩倉共同調理場の合計4カ所の学校給食センターがある。全体で1日約2000食を調理し、市内18の幼小中学校の園児・児童・生徒に学校給食を提供している。
4施設とも建物と設備の老朽化が著しいため、衛生管理基準に適合する新たな学校給食センターを1カ所に集約し整備する。規模は鉄骨造平屋1700平方bで、調理能力は現状と同程度を考えている。建設地は、市が整備中の生涯活躍のまち移住交流促進拠点(脇町小星692ノ1)の北側敷地内。
事業手法により施設整備費は異なるが、従来の公設公営方式では設計費に3149万円、工事監理に800万円、建設工事費に9億5710万円を見込んでいる。
提供:建通新聞社