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建通新聞社(中部)
2021/04/27

【岐阜】岐阜市中央卸売市場 80億かけ改修へ

 岐阜市は、中央卸売市場について、2021年度から30年度までの整備事業や収支計画を示す経営戦略をまとめた。現市場施設の老朽化などに対応するため、25年度から30年度にかけて再整備の大規模改修を行う計画だ。概算事業費は80億円(税込み)を想定している。
 再整備では、規模をコンパクト化し、ランニングコストを抑えるとともに、広域防災拠点としての役割も備える。
 現在、PPP/PFI手法導入可能性調査の検討業務と基本計画の素案作成を三菱UFJリサーチ&コンサルティング(名古屋市東区)で進めており、その結果を参考にした基本計画を10月末までにまとめる。PPP/PFIが導入可能と判断された場合、2022年度以降に要求水準書の作成などに着手する。
 19年にまとめた経営展望では、水産棟を新荒田川以東に移転し建て替えるA案(余剰地は約1f)と、市場機能を全て新荒田川以西に配置し、仲卸売り棟以外を全面的に建て替えるB案(余剰地は約2f)の二つの再整備案を示している。
 既設施設の規模は、卸売市場が鉄骨一部鉄筋コンクリート造2階建て延べ1万9975平方b。その他の施設は鉄筋コンクリート造で仲卸売り棟は3階建て延べ8270平方b。関連店舗は2階建て延べ6809平方b。業者事務所は3階建て延べ4446平方bと同4246平方b。冷蔵庫は2階建て延べ4126平方b。管理庁舎は3階建て6269平方bなど。合計延べ床面積は7万2930平方b。
 所在地は茜部新所2ノ5で、敷地面積が12万3952平方b。

提供:建通新聞社