千葉国道事務所、首都国道事務所、常総国道事務所は、2021年度における県内道路関係予算の概要を明らかにした。事業費166億6400万円(交通安全事業費等を除く)を投じ、新規事業の一般国道464号北千葉道路市川・松戸に着手するほか、一般国道468号首都圏中央連絡自動車道(圏央道)、一般国道298号東京外かく環状道路(外環)千葉県区間、一般国道127号127号防災、一般国道357号東京湾岸道路千葉県区間などを推進する。
事業費の内訳は▽改築事業=圏央道59億700万円、外環千葉県区間15億6000万円、北千葉道路市川・松戸1億円、一般国道464号北千葉道路3億9000万円、一般国道51号北千葉拡幅8億円、一般国道51号成田拡幅6億500万円、一般国道51号大栄拡幅2億8900万円、127号防災3億5000万円、一般国道357号湾岸千葉地区改良蘇我地区5億5000万円、東京湾岸道路千葉県区間35億3000万円、一般国道357号江戸川左岸高架橋海側架け替え5億円▽電線共同溝事業=一般国道6号陣ヶ前地区ほか14か所電線共同溝20億8300万円。
北千葉道路では、市川市堀之内から同市大町までの延長3・5kmを対象とする市川・松戸の調査設計に着手するほか、押畑地区などの改良工事や、調査設計に取り組む。
圏央道については、茨城県境〜大栄ジャンクション(JCT)の調査設計、用地買収を実施するとともに、神崎地区地盤改良工事に着手する。大栄JCT〜松尾横芝インターチェンジでは、成田〜山武地区の用地買収および多古地区の調査設計・改良工事を進める。
外環千葉県区間に関しては、調査設計、市川地区などにおける用地補償、市川地区の電線共同溝工事、環境整備工事を行う。
北千葉拡幅は千葉市区間の環境整備、四街道市〜佐倉市の調査設計、吉岡地区などの改良工事・環境整備、吉岡地区のうち中台〜馬渡地区の用地買収を実施。
成田拡幅の内容は、調査設計、環境整備、山之作地区などの用地買収、東金山地区などの改良工事、東金山橋上部工事など。
大栄拡幅では、調査設計、環境整備、桜田地区の用地買収・改良工事に取り組む。
127号防災については、調査設計、南無谷トンネルなどの用地買収、館山市川名地区の改良工事を実施。
湾岸千葉地区改良蘇我地区においては、調査設計、環境整備を進める。
東京湾岸道路千葉県区間に関しては、舞浜立体区間の改良工事、塩浜立体区間の調査設計・橋梁下部工事・改良工事、船橋市域の調査設計・浜町地区改良工事・末広橋下部工事・海老川大橋下部工事を行う。
江戸川左岸高架橋海側架け替えでは、引き続き調査設計、床版架け替え工事を実施する。
電線共同事業は、一般国道6号、一般国道16号、一般国道127号、一般国道357号の15か所で本体工事、引き込み管等工事、路面復旧工事などに取り組む。
そのほか、交通安全事業では1億2900万円を充て、一般国道16号千種海岸付近交差点改良を推進。右折専用車線の設置や交差点のコンパクト化に向け、調査設計、工事に取り組む。