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建通新聞社四国
2021/04/27

【高知】鏡川工水更新の詳細設計 日建技術に

 高知県公営企業局は、鏡川工業用水道管路更新に向けた詳細設計を日建技術コンサルタント高知事務所(高知市)に委託した。期間は2022年2月末まで。19年度に実施した概略検討、20年度の基本設計と5月6日に開札する地質調査の結果を参考に、ルートや工法、管の種類などを決め、22年度以降の工事発注に備える。
 管路更新の延長は約1・2`。20年度に実施した基本設計によると、筆山トンネル東坑口近くの筆山配水口から南東方向に進み、土佐高校グラウンドの北側を通過した後、県道高知南環状線を横断、竹島公園東の南ノ丸排水分岐地点までの区間をルート案として示している。合わせて、開削工法で延長490・5b、推進工法で延長91・5b、シールド工法で延長595b施工する案も示した。
 21年度は、基本設計で出されたルート案で試掘やボーリング調査を実施し、地下の埋設物や地質の状況などを確認する。今回委託した業務では、その結果に応じて、必要があればルートや工法を見直し、シールド工法を採用する場合の立坑の位置や口径なども検討、22年2月末までに確定させる。管種も今後検討するが、口径は既存管と同じ700_を予定している。バイパス管の敷設で、完成後の既設管の扱いについては未定。
 工事は22年度以降に発注し、複数年かけて施工する。発注方式は今後検討する。
 鏡川工業用水道の管路は、総延長15・6`のうち13・5`が法定耐用年数の40年を超えており、耐震化もされていない。同局では、特に劣化が進んでいる当該区間の更新を先行実施しており、その他の区間についても今後補修などの対策を実施する方針。
提供:建通新聞社