平井伸治知事は22日、高速道路ネットワークの整備促進を鳩山二郎国土交通大臣政務官に要望した。米子―境港間の高規格道路について、鳩山政務官は「一つ一つ進めていく」と述べ、具体化に向け検討を進める考えを示した。
新型コロナウイルス感染症対策で、国要望はオンラインで実施。冒頭以外は非公開で行われた。平井知事は米子―境港間や山陰近畿道鳥取―覚寺間の早期事業化のほか、北条道路の早期完成と岩美道路は令和一桁前半の完成に向けた重点投資を求め、高速道路の一刻も早いミッシングリンク解消を要望した。
これに対し、鳩山政務官は「ミッシングリンクの解消は進めなくてはならない。災害時の対応でも命を守るために必要」と応じた。
米子―境港間を巡っては、国交省の当初予算概要に「国と県、関係自治体が協力して機能軸強化の検討を推進する」と説明してあり、鳩山政務官も計画の具体化を前進させる意向を示した。
このほか平井知事は、高速道の安心と安全性向上で暫定2車線の早期解消や、米子自動車道の早期全線4車線化などを訴えた。
日刊建設工業新聞