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建通新聞社(中部)
2021/04/26

【岐阜】郡上大橋架け替え 土地評価委託へ 詳細設計6月完了

 国土交通省岐阜国道事務所は、郡上市八幡町島谷の長良川と吉田川の合流部で吉田川に架かる「国道156号郡上大橋」を架け替える。2021年度は、橋梁本体や道路と平面交差点、現橋梁撤去の詳細設計を6月末までにまとめる他、土地評価業務を6月末までに委託し、21年度内にまとめる。その後用地交渉を進め、時期は未定だが早期の工事着手を目指す。吉田川に架かる郡上大橋
 新橋は現橋東側の隣接する位置に架け替える。橋長は109b、全幅員は12・5b。上部は鋼3径間連続非合成鈑桁橋。下部は逆T式橋台と壁式橋脚で計画している。
 既設の郡上大橋は車道橋と歩道橋で構成しており、車道橋は1957年に架設している。橋長は約113b、全幅員は6・6b。
 歩道橋は80年に架設している。橋長は車道橋と同様で、全幅員は2・5b。2径間で上部は単純鋼トラス橋。下部は重力式橋台2基と鉄筋コンクリート造式橋脚1基となっている。
 現状は大型車両の擦れ違いが困難で、橋の手前で一時停止する車両も多く、事故も起こりやすい状況となっている。また重要物流道路の国道156号では唯一の狭隘(きょうあい)区間となっていることから19年に事業化し、架け替えに向けた設計が進めてられている。
 詳細設計はセントラルコンサルタント中部支社(名古屋市中区)が進めている。

提供:建通新聞社