トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社四国
2021/04/26

【徳島】県国府支援学校改築・改修 あい設計で

 徳島県は、国府支援学校(徳島市国府町矢野)の改築・改修に伴う基本・実施設計業務をあい設計四国支社(松山市)に委託した。WTO政府調達協定案件の一般競争入札(価格競争)を8600万円(税抜き)で落札した。児童生徒数の増加に伴う校舎の狭隘(きょうあい)化や老朽化に対応する。基本設計の履行期間は9月30日、実施設計など全体の履行期間は2022年9月30日まで。工事は設計完了後、22年度以降に進める。
 現施設の機能強化に向けた再整備で、全体を改築・改修・解体エリアに分けて施工する。
 改築するのは既存の教室棟と体育館で、新建物の計画規模は教室棟が鉄筋コンクリート造4階建て(渡り廊下を含む)延べ約1万平方b、体育館が鉄筋コンクリート造または鉄骨造2階建て約2200平方b。この2棟の基本・実施設計をまとめる。改修するのは既存校舎部分で規模は鉄筋コンクリート造など3階建て延べ約7000平方b。グラウンドなど周辺外構整備を含めた基本設計を行う。これらの実施設計の委託時期は今後検討していく。
 再整備に当たり、新たに駐車場や農場に必要な学校周辺の土地を取得し、農業と福祉を連携する。先導モデルとして農作業施設や体育館を整備し、多目的活動室、遠隔での地域支援を行うICTを活用したオンラインルーム、災害時に障害者への支援ができる避難所機能を設ける。児童生徒数は、20年度現在の小中高等部278人が、25年度に357人となる見込み。
 今回委託した業務(国府支援学校改築他基本・実施設計、予定価格税抜き2億6340万円)は3月24日に入札。あい設計以外に梓設計関西支社、久米設計大阪支社、大建設計大阪事務所が応札した。
提供:建通新聞社