トンネル掘削は22年度に着手予定
JR東海は、飯田市内を通る、リニア中央新幹線風越山トンネル黒田工区に係る環境保全計画を公表した。同計画の対象は、黒田非常口に係る施工ヤード造成、非常口トンネルおよび風越山トンネルの一部。同トンネルの残り区間は、今後の計画が具体化した後に保全計画を作成する。
工程をみると、施工ヤード造成やトンネル仮設備工などの準備工事は、21年度第1四半期から着手予定。工事施工ヤードの造成後は、トンネル工事に必要なベルトコンベア、土砂ピット、吹付プラントや濁水処理設備等を設置する。松洞川渡河部には、工事用の仮桟橋を設ける。
トンネル掘削工事は22年度上期からを目指している。掘削はNATM工法で行う。工事の発生土は、飯田市下久堅地区、同市龍江地区、下伊那郡下條村睦沢地区に運搬する予定。
工事場所=飯田市上郷黒田、今宮町4丁目
工事概要=施工ヤード造成(約9200u)、トンネル工(本線約2.3km、非常口約1.1km)
契約期間=16年12月27日〜27年2月26日
提供:新建新聞社