観光集客用地は事業期限1年延長
造成は北村組(三重県)と北條組
須坂市と開発事業者の長工(三重県)は4月22日、須坂長野東インターチェンジ周辺開発について、地元地権者らを対象に井上小学校体育館(須坂市)で説明会を開いた。2023年度中を見込んでいた観光集客施設用地(約22.96ha)の事業実施期限を24年3月31日まで1年延長。また、造成工事は観光集客施設用地と物流施設関連産業施設用地(約11.23ha)を北村組(三重県)が21年6月1日から、ものづくり産業施設用地は北條組(長野市)が21年4月26日から着手すると説明した。
観光集客施設用地の期限延長については、計画変更の承認を県から得ているとしたうえで、コロナウイルス感染症拡大による県をまたいだ往来が困難な状況が約200人規模の地権者との用地交渉を長引かせたためと説明している。
なお、事業計画実施期限については、物流関連産業施設用地とものづくり産業施設用地のオリオン機械が取得する区画で期限延長の検討が進んでいることも、同説明会で明かした。
各開発区画の造成工事概要は以下のとおり。
【物流関連産業施設用地・観光集客施設用地】
発注者=長工・北栄アセットマネジメント
工期=6月1日〜22年9月30日予定
工事内容=開発面積/?観光集客施設用地:約22.96ha?物流関連産業施設用地:約11.23ha、概要/土工一式、場内側溝一式、調整池4カ所、盛土工10万m3、高速道路側道整備工一式、上下水道一式、防火水槽9基
施工者=北村組(三重県松阪市)
【ものづくり産業施設用地】
発注者=オリオン機械・鈴木
工期=4月26日〜22年5月31日予定(ただし「鈴木」取得区画内は21年11月30日まで)
工事内容=開発面積/約9.01ha、概要/土工一式、場内側溝一式、調整池2カ所、盛土工6万5000m3、高速道路側道整備工一式、上下水道一式、防火水槽3基
施工者=北條組(長野市)
【共通】
設計担当=第一土建コンサルタント(長野市)
提供:新建新聞社