流山市は20日、2024年4月をめどに開校を計画している「(仮称)市野谷小学校」の基本計画を策定した。工事については工種による分離発注も検討。主要な工事に関しては22年度早々に一般競争入札を公告し、仮契約を経て同年度6月議会で承認を受け、本契約に至る想定。基本計画策定を含む建築設計業務はINA新建築研究所が担当しており、22年6月30日までに完了する。校舎は4階建てを基本方針として、基本設計で決定する。延べ床面積は、学童クラブを含め1万2009uを見込んでいる。
流山おおたかの森駅周辺では、運動公園周辺地区一体型特定土地区画整理事業による宅地供給が進み、通学対象となるおおたかの森小学校の児童数が増加。これに対応するため、市野谷135ほかの敷地面積約2haに市野谷小学校を建設することとなった。
市野谷小学校は、市野谷地区の特性を生かし、豊かな心と健やかな体を育む、周辺の環境と調和した地域の拠点として整備する。コンセプトは「自分で学び考える力を育む学校」「交流を促し人間力を育む学校」「安全に安心して過ごせる学校」「緑豊かな環境にやさしい学校」「地域とともに歩む学校」。
児童数は、おおたかの森小学校区の約半数の1000人程度とする。
諸室面積等は▽普通学習活動ゾーン=普通教室1728u(64u×27室)、少人数教室192u(64u×3室)、多目的スペース720u(24u×30室、各普通教室に1室)、通級指導教室42u、特別支援学級168u(42u×4室)、特別支援プレイルーム64u▽特別学習活動ゾーン=理科室・音楽室・図工室・家庭科室各96u、理科準備室・音楽準備室・楽器庫・図工準備室・家庭科準備室各32u、図書室および準備室192u、外国語教室・生活科室・多目的室各64u、多目的ホール(ランチルーム)160u▽生活ゾーン=児童用昇降口192u、児童用更衣室48u(16u×3室)、児童用トイレ342u(57u×6室)▽給食ゾーン=給食調理室576u、給食配膳室75u(25u×3室)▽管理ゾーン=校長室32u、職員室224u、教材製作室48u(印刷室、サーバー室含む)、事務室・用務室・教職員更衣室・教職員トイレ各19u、教材倉庫・会議室各48u、相談室32u、放送室16u▽保健ゾーン=保健室64u(倉庫含む)、相談室32u▽その他=地域連携室64u▽屋内運動場ゾーン=屋内運動場1024u(ステージ含む)、体育倉庫38u、更衣室・トイレおよび洗面各32u▽プールゾーン=プール(10・8m×25m、6コース)、プール関係諸室160u(トイレ、更衣室、倉庫、機械室含む)▽屋外施設ゾーン=屋外体育倉庫32u、防災備蓄倉庫70u、屋外トイレ・ごみ置き場および荷解きスペース各32u▽供用部=廊下・階段ほか3700u▽学童クラブ=900u(利用児童280人程度、昇降口・事務室・トイレ含む)▽グラウンド=約9000u――を検討している。