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北陸工業新聞社
2021/04/21

【新潟】13日に開札実施/し尿受入施設実施設計業務/柏崎市

 柏崎市は5月13日、安政町1−36「し尿受入施設実施設計業務委託」を通常型指名競争入札で開札する。
 内容は測量業務(4級基準点測量4点、現地測量〈W40メートル×L200メートル〉、現地踏査L200メートル等)、土質調査業務(機械ボーリング〈オールコアφ66〉1本、同〈ノンコアφ86〉サンプリング用1本、シンウォールサンプリング1本等)、設計業務(資料収集・整理、し尿等受入れによる影響評価、し尿受入施設の検討等)など。業務遂行にあたっては、合理的な全体配置計画、全体作業動線の適正化や、工期短縮に寄与する設計業務に努めることなどを求めている。
 履行期間は22年3月25日までで、市の担当者は「設計が広範囲におよぶため、厳しいスケジュールになると思われるが、なんとか年度内に設計を終わらせ、予定通り来年度の着工を目指したい」と語っている。
 クリーンセンターかしわざき内にあるし尿処理施設(松波4丁目地内)は竣工から20年余りが経過し、大規模改修が必要な状況にある。このため、市は16年度に策定した「し尿処理場整備実施計画」を基に、し尿の処理量が近年減少していることも踏まえつつ検討を実施。国土交通省が18年度、社会資本整備総合交付金の交付対象にし尿施設を追加したことも追い風となり、自然環境浄化センター(安政町1−36)に下水道し尿受入施設を新設することが決まった。新施設の計画処理量は1日当たり44キロリットル(し尿3・9キロリットル、浄水槽汚泥40・1キロリットル)で、受入は柏崎市87%、刈羽村13%を想定する。
 事業費は21年度から24年度までの4カ年で12億700万円とし、内訳は設計に6700万円、建設に11億4000万円となる見込み。実施設計後の予定は、22年度から24年度までの3カ年で施工、25年度4月に供用開始するとともに、現行のし尿処理場を解体する。
 18年度実施の基本設計は、中日本建設コンサルタントが担当。

hokuriku