建設新聞社
2021/04/20
【東北・宮城】エーシーエ設計などを特定/東北大学放射光研究拠点施設の設計
東北大学は、青葉山3団地構内に新営する放射光研究拠点施設の建築実施設計と設備実施設計に係る簡易公募型プロポーザル方式(拡大型)を行い、建築をエーシーエ設計(長野市)、設備を総合設備コンサルタントに特定した。近く業務契約を締結する。
参加者は建築が特定者のほかパシフィックコンサルタンツ。
設備は6社が参加し、そのうち5社に企画提案を要請。特定者のほかの要請者は森村設計、T・S・G、総合設備計画、テクノ工営となっている。
青葉山3団地では、軟X線領域で国内最高性能の次世代放射光施設の整備が進んでおり、放射光施設を活用した企業誘致を図り、国内最大級のリサーチコンプレックス(融合型産学共創拠点)の形成を目指している。同施設は次世代放射光施設の関連施設の初の施設となり、既存の学問分野を横幹的に融合し、新たな学術分野・新産業育成に繋がる融合領域の創成や学術研究のDXの実現を目的に整備する。
建設用地は仙台市青葉区荒巻青葉468の1ほか地内の青葉山3団地構内。施設は、RC造4階建て、延べ約4000平方bで建設。内部には1階に交流スペースや大ホール、2階に会議室やミーティングルーム、3・4階はラボや研究室を設ける。
設計業務は2022年3月31日(工事発注に必要な図面・積算などの成果品は12月24日まで)までに完了し、施設建設は22年3月から23年7月を予定している。
提供:建設新聞社