金沢市は今年度、泉本町における新たな共同調理場の整備に向けた基本設計や、西念の現在地で建て替える中央卸売市場再整備の基本計画などをに着手する。
今年度に発注を予定する主な設計・コンサルタント業務は次の通り。
▽新共同調理場建設基本設計 事業費1800万円 場所=泉本町6丁目地内(旧県央土木事務所跡地) 老朽化した鞍月、扇台共同調理場および4単独校調理場(富樫、三馬、伏見台、大徳)の施設を集約 処理能力8000食/日 着工時期は未定
▽中央地区新中学校整備実施設計(公告済み) 場所=長町1丁目地内 学校規模の適正化と校区が重複した通学区域の解消を図るため、中央小学校の現校舎等を中央地区の新たな中学校に改修 現校舎は1987年築でRC造4階建て延べ8546平方メートル 着工は22年4月以降 ※20日開札(建築―予定価格6242万4000円、設備―同1106万円)
▽平和町児童館建設実施設計 事業費1500万円(測量、地質調査含む) 場所=平和町2丁目地内(現在地建て替え) 現在併設する児童図書館を廃止し、児童館単独施設とする 建設規模はRC造2階建て延べ472平方メートルを想定 秋ごろまでに委託し、22年度から建設工事、23年11月の完成を予定
▽中央卸売市場再整備基本計画 事業費2520万円 場所=西念4丁目地内(現在地建て替え) 施設規模は青果および水産物、花きの将来の取扱量減少を見込み、現状から2〜3割減の延べ2万2300平方メートル〜2万5650平方メートルを想定 花き卸売市場(二口町)を編入する 現在、流通研究所(神奈川県厚木市)で基本構想の策定に取り組んでおり、6月に完了する見通し 30年度までの完成を目標とする
▽金沢美大柳宗理デザインミュージアム基本構想 事業費340万円 場所=西町地内(西町教育研修館を活用) 戦後の日本を代表する工業デザイナーで、金沢美術工芸大学の客員教授を務めた柳宗理氏の作品や資料を展示するデザインミュージアムを整備 西町教育研修館は谷口吉郎氏が設計 規模はRC造地上4階地下1階建て延べ1725平方メートル 着工時期は未定
▽玉川公園再整備実施設計、泉野地区公園再整備基本計画 事業費2500万円 場所=玉川町地内ほか 誰もが楽しめるインクルーシブ機能を付加したい考え 地域コミュニティーの醸成や子育て支援に資する公園の再整備手法を検討する 着工時期は未定