養老町は、岐阜県食肉基幹市場建設促進協議会(岐阜市)が町内に建設を計画する「新食肉基幹市場」の建設地を2021年度内に選定する予定だ。候補地として数カ所を選んでおり、この中から地元と協議しながら絞り込む。
敷地面積などは同協議会と協議しながら検討する。新施設では1日当たり最大で牛100頭、豚800頭の処理を想定している。
施設の建設は岐阜市に事務局を置く岐阜県食肉基幹市場建設促進協議会が行う。町は建設場所の選定や敷地造成までを行う予定だ。
岐阜県内の公設食肉処理場は、岐阜市食肉地方卸売市場(岐阜市)の他、関市食肉センター(関市)、養老町立食肉事業センター(養老町)の3施設がある。しかし、いずれも老朽化が著しく、設備面でも消費者の安全、安心の要請に応えられるよう抜本的な能力向上が必要な状況にある。
このため消費者に安全で安心な食肉を提供しようと近代的な食肉の基幹市場を建設することとし協議会が設立された。協議会は岐阜県内の全42市町村などで構成されており、今後負担する予算の割合などを検討する予定だ。
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建通新聞社