岐阜市は、施設の老朽化が進む岐阜市畜産センター公園を再整備するため、公園の再編検討を6月末までに委託する。2020年度に行った現況調査の結果を基にゾーニングや整備方針の素案をまとめる。設計の着手時期などの事業スケジュールは未定としている。
同公園(椿洞776ノ4)は、総面積25万8884平方b。中央の南北に伸びる市道を境に地形的に低い東側の約3fは放牧豚舎や木曽馬(きそうま)舎などの畜産施設がある「畜産エリア」、西側は自然散策路や芝生広場など市民の憩いの施設がある「公園エリア」として整備されている。管理運営は指定管理者の昭和造園土木(岐阜市)が行っている。
現在、公園内の畜産エリアは、家畜伝染病ウイルスの持ち出し持ち込み防止と、家畜伝染病の発病を防ぐため、飼養衛生管理基準に定められた衛生管理区域となっており、関係者以外の立ち入りができない状態となってる。
20年度に行った再整備に関する市民アンケートの結果からは、自然散策路や芝生公園、休憩施設などを求める意見があった。再整備では老朽化対策に加えてアンケートの意見や、CSF(豚熱)など家畜伝染病の予防も踏まえて検討を進めていく。
現況調査は中央コンサルタンツ(名古屋市西区)が担当した。
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建通新聞社