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　穴水町の町立学校施設整備基本構想計画検討委員会の七海友也委員長（町ＰＴＡ連合会長）らは１６日、町保健センターを訪れ、石川宣雄町長に答申書を提出した。将来のより良い教育環境づくりへ向け、穴水小と向洋小の統合を速やかに検討するとともに、穴水中については小中併設も視野に再整備するよう求めた。
　七海委員長は「穴水町の未来を担う子どもたちのため、町立学校の今後の方向性について慎重に審議し、原案を取りまとめた」と述べ、石川町長に答申書を手渡した。池田幸應副委員長（金沢星稜大教授）が同行した。
　答申では、学校規模の適正化を図るため、現在複式学級を編成している向洋小を穴水小に統合し、築５１年になる穴水小の建て替えまたは大規模改修を提案した。築後３５年が経過している穴水中に関しては、建て替える場合に小中併設を中心に将来的な小中一貫校や義務教育学校の研究を行うことも求めた。
　このほか、統合時のスクールバスなど通学手段の確保や、小中高の連携強化なども要望した。
　検討委は学校長やＰＴＡ連合会、学識経験者、町議、教委の委員１３人で構成され、昨年７月から今年３月にかけて計６回協議した。今後、この答申を踏まえ、町総合教育会議で統合時期や施設整備の内容について具体的な検討が進められる。