岡山市水道局は、半田山配水場更新工事を計画している。5月中にも基本設計を委託する。約2年をかけて業務を進め、2023年度以降に実施設計を委託、順次工事を発注する。
三野浄水場エリアの配水方式を現在の圧力制御によるポンプ直送方式から配水池による自然流下方式への移行を目指していることから、ポンプ直送方式の補助的施設である半田山配水場を増強整備する。老朽化が進んでいる4〜6号配水の更新や8号配水池の新設、三野浄水場から半田山配水場までの送配水管工事などを行う。
主要施設の整備方針は、半田山配水場で確保する有効容量の合計は3万立方bとし、既設の7号配水池1万立方bと4〜6号配水池の更新・8号配水池を新設することで対応。1〜3号配水池は運用を停止し、将来的に登録有形文化財として保存活用する。HWL(計画高水位)とLWL(計画低水位)は、7号配水池のHWL47・83b、LWL42・83bを基準とする。
また、三野浄水場からは半田山配水場間(今後ルート検討)はシールド工事を行い、送水管は口径1000_、配水管は口径1200_を敷設。新設する8号配水池は7号配水池と同様にNATM工法で機械掘削してトンネル配水池形式を基本に整備する。
「提供:建通新聞社」