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北陸工業新聞社
2021/04/15

【富山】4000平方メートル、建設費は26億円/高岡ドーム別館基本設計/新田知事が会見

 新田八朗知事は14日の記者会見で、高岡テクノドーム別館の基本設計が完了したことを受け、「多様なニーズに対応し、県西部地域の活性化に資する拠点施設。21年度に民間活力導入可能性調査を行い、北陸新幹線敦賀延伸を見据えて整備を進める」と説明した。
 建設規模は、S造2階建て延べ約4000平方メートル(建築面積約4600平方メートル)。駐車場の北側部分に整備し、本館の大展示場と一体的な利用を図る。展示棟は約3000平方メートルで、展示場や商談室などを設ける。交流棟約1000平方メートルには、コミュニケーションスペース(会議室)や事務室などを配置する。うち展示場部分は約1000平方メートル、最大席数1200席で、5G設備や可動式客席を導入。大規模なコンベンション、コンサート、eスポーツイベントなどの開催が可能となる。概算工事費は26億5000万円。
 展示棟を包む大屋根とその下の半屋外空間を特徴に挙げ、軒天や外壁に県産材を用いて木質化を図る。本館と別館が既存のエネルギー棟を中心に向き合い、その間に中庭やテラスも設け、賑わい・憩いの空間を創出。地下熱や太陽光を利用する設備を導入し、省エネルギーに配慮する。
 基本設計は内藤廣建築設計事務所が担当。

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