白川村は、1月に発生した雪崩で落橋した白山白川郷ホワイトロードの「馬狩2号橋」について、現場の雪が溶け次第、新橋の架設に向けた調査を開始する。地質調査や詳細設計を早期に委託し、2021年度内の工事着手を目指す。
現在、仮復旧に向けた仮橋架橋の準備を進めている。6月には架設を終え、その後、ホワイトロードを除雪して7月の一般開通を目指している
白山白川郷ホワイトロードは、白山国立公園内を通る山岳ドライブが楽しめる岐阜県白川村と石川県白山市を結ぶ延長33・3`の有料道路。旧名称は白山スーパー林道。夜間は通行止めで、豪雪地帯のため毎年11月〜6月までは冬期閉鎖となる。
今回落橋した馬狩2号橋は、通行無料区間の馬狩料金所前に架かる橋長23・5bの橋。新橋整備は22年度内の完成を目指して進める。
現在準備を進めている仮橋架設は、これから取り付け道路を整備する。仮橋については、国土交通省岐阜国道事務所が所有する災害復旧橋(組立式下路式ワーレントラス橋)を借りる協議を進めているが、経済的な視点から民間から借りることも検討しており、まだ結論は出ていない。
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建通新聞社