大津市企業局は、真野浄水場の更新基本設計及び耐震診断業務を計画、浄水場更新設計(基本設計)、浄水場土木施設耐震診断(詳細診断)、地形測量及び応用測量に着手し、11月にも内容を取りまとめる。
所管の同局施設整備課では、今回の工事について、設計・施工一括発注方式(デザインビルド方式)を予定しており、業者選定にあたってはアドバイザリー業務を経て着手していく考え。
内容によると、湖都大津・新水道ビジョンに基づき、基幹浄水場の再構築を進めるため、浄水施設の更新が必要となる真野浄水場の更新基本設計及び耐震診断業務を実施する。同浄水場の浄水施設の耐震化の実施については、既存系統の浄水施設の運用しながらの耐震補強は困難であるため、場内拡張用地における新系浄水施設の新築による更新を行うこととしている。また、更新基本設計は、基本条件の確認、施設計画、水理検討、施工方法の検討等を行い、新系浄水施設の基本的構造等の決定を行い、新築更新を行う浄水施設以外の既存施設については、地震による施設被害を抑制し、給水への影響を最小限にすることを目的に、浄水施設の耐震診断及び劣化対策の検討を行う。耐震診断については、対象施設の耐震性能を検証するとともに、診断の結果、所定の耐震性能が確保されていないと判断された場合には、耐震対策案の提案を行う。
耐震診断(詳細)に着手する対象施設は、▽取水井(施設概要・内寸法φ10b×H14・8b、有効容量628立方b、RC造、直接基礎)、▽着水井(施設概要・内寸法10・4b×6・4b×3b、有効容量199・7立方b、RC造、杭基礎PC杭φ400_)、▽活性炭接触池(施設概要・内寸法25・5b×13・5b×5・5b、有効容量1328・4立方b、RC造、杭基礎PC杭φ400_)、▽洗浄排水池(施設概要・内寸法φ16b×9b、有効容量603立方b、RC造、杭基礎PC杭φ400_)、▽排泥池(施設概要・内寸法φ16b×9b、有効容量1105立方b、RC造、杭基礎PC杭φ400_)、▽濃縮槽(施設概要・内寸法φ16b×9b、有効容量1608立方b、RC造、杭基礎PC杭φ400_)、▽その他、連絡管廊で、竣工年はいずれも1980年。
なお、コンサルはウエスコ(草津市)が担当している。
提供:滋賀産業新聞