県土整備部は9日、2021年度建設工事の総合評価に使用する各社施工能力点数をまとめた。「会社工事成績」「生産指標額(または県工事受注額)」に加え、本紙独自に「企業経営(P点)」を集計した(=一覧3・4面、13・14面掲載)。工事成績の最高点は土木一般が原田建設の85・2点、建築一般は岩崎組と大松建設、大協組の86・0点だった。
会社工事成績は過去3年(18、19、20年)の平均点を集計。土木一般のトップ10は、原田建設に次いでみたこ土建(84・6点)、エイエイチエイ(84・0点)、美保テクノス(83・5点)、舩越建設(83・1点)、谷口工務店(82・9点)、竹内組(82・8点)、井木組(同)、加登脇建設(同)が続き、10番目にジューケン(82・6点)と馬野建設(同)が入った。
建築一般のトップ3は20年度と同じ顔ぶれ。以下、平田組(85・0点)、竹田工務店(同)、ジューケン(84・3点)、伊藤建設(84・0点)、大和建設(83・5点)、都市建設(同)と続いて、10番目(83・0点)にやまこう建設、田中工業、藤原組、こおげ建設、馬野建設、向井組、アオキ建設、美保テクノス、リンクス、北村屋木材(B級)が並んだ。
管工事はサカエ(83・0点)と日新工業(同)がトップ。次いで山陰冷暖設備(82・5点)と大陽日酸エネルギー(同)、米子ガス産業(82・3点)、鳥取ビルコン(82・0点)、大和設備(81・7点)、空研(81・5点)、大和設備倉吉(同)、大丸水機(同)が続いた。
電気工事は準県の中電工(86・0点)を除き、トップは吉備総合電設(84・3点)。以下、岡田電工(83・3点)、美保テクノス(82・5点)、永興電業(82・0点)、山口電業(81・6点)の順だった。
受注ポケットの大きさを表す生産指標(県工事受注額)では、土木一般A級の上限3億9700万円に▼美保テクノス▼井木組▼やまこう建設▼興洋工務店▼井中組▼大晃工業▼藤原組▼チュウブ▼こおげ建設▼大和建設▼サワタ建設―11社。建築一般A級の上限2億8896万円には▼大松建設▼平田組▼大和建設▼やまこう建設▼藤原組▼美保テクノス▼金田工務店―7社。
また「企業経営(P点)」(=3点満点)は土木一般A級の上限1080点に▼井木組▼美保テクノス▼井中組▼大協組▼やまこう建設▼クラエー▼八幡コーポレーション▼馬野建設―8社。建築一般A級の上限1150点は▼美保テクノス▼井木組―2社が該当した。
日刊建設工業新聞