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滋賀産業新聞
2021/04/13

【滋賀】竜王町 第6次総合計画を策定

 竜王町は、今年度から30年度までの総合的な行政運営の指針となる「第6次竜王町総合計画」を策定した。
 若い世代を中心に誰もが希望を実現することができる町であることを目指すために、「若者も暮らしたい、希望かなえる、輝竜の郷」をテーマに掲げた。▽豊かな自然と歴史を誇れるまちづくり▽みんなが安全に安心して暮らせるまちづくり▽地域特性を活かす持続可能なまちづくり▽協働によるまちづくり―を基本理念とし、各種施策を町民と行政で共有し、共に町の将来像を築き上げていく考えだ。
 具体的には、企業誘致や集合住宅整備などに取り組んでいるものの、人口減少に歯止めがかかっておらず特に若い世代の転出が続いていることから、若い世代にとって魅力的な仕事の創出として更なる企業誘致に努め、町出身者のUターンや都市部からの移住を促進するために竜王小学校跡地や鏡北部地域の戸建て住宅・集合住宅の整備促進施策を展開すると同時に、町内外をつなぐ道路軸の強化を図り、効果的な土地利用を図っていく。
 また、町全体で取り組んでいる役場周辺での中心核整備事業「コンパクトシティ化構想」がより効果的なものとなるよう、同計画内の事業と構想内での施策を連動させ事業展開を図る。リーディングプロジェクトと位置付ける「交流・文教ゾーン」は、「利便性が高く多様な交流を育む中心核」に含まれる施策整備を行い、飲食店・カフェ・特産物販売・ホームセンター・民間医療施設・学習塾・金融機関等を配置する「複合ゾーン」の創出、戸建て住宅や集合住宅を集中的に整備する「居住ゾーン」などの事業を行っていく。
 加えて、町の歴史や文化の保全・活用や町の魅力発信を行うことにより、活力あふれる街づくりに取り組む方針だ。
 同町では、70年(昭和45年)に第1次竜王町総合発展計画を策定以後、5期にわたる見直しを公表しており、12年(平成24年)に策定した「第5次総合計画」が昨年度に期間を終えたことから、今回第6次総合計画を策定。次世代に引き継げる体制整備を進め、新たな時代に対応した各種施策を展開していく。

提供:滋賀産業新聞