入善町は21年度、海洋深層水取水施設整備事業における取水施設・取水管の設計、および取水管整備に着手する。今月内にも設計・施工一括による公募型プロポーザルを公示するもようだ。
海洋深層水のさらなる需要を見込み、新たに取水施設と取水管整備を計画する。取水管の延長は3〜4キロ程度を想定。20年度3月補正予算で、22年度までの継続費9億7600万円を設定している。年割額は20年度2億3490万円、22年度7億4110万円。取水施設については22・23年度で整備する予定で、概算事業費は4億1850万円。
町では現在、富山湾の水深384メートルに設置されている取水口から、2台の片吸込渦巻ポンプを使い1時間に約100トンの海洋深層水を取水している。φ250ミリの取水管は鉄線鎧装硬質ポリエチレン管で総延長3308メートルに及び、無菌包装米工場や水産振興施設に供給している。