越前市が北陸新幹線南越駅周辺整備事業の一環として大屋町で計画する、道の駅「南越駅(仮称)」建設工事の起工式が9日、現地で執り行われ、関係者約30人が工事の安全を祈願した。
主催は工事を担当する田中建設・北信建設・キヨエイビルド特定JV、大虫電工・横山電設特定JV、赤堀・宇野電機特定JV。
この道の駅は、「コウノトリの翼に包まれる、人・食・文化が集う、交流の拠点『南越の翼』」をコンセプトとし、規模はS造2階建て延べ1396・80平方メートル。物販飲食運営は鮮魚丸松、設計は木下設計。工期は22年3月までで、23年春の開業を予定している。
神事では、地鎮之儀として奈良俊幸市長、三田村輝士市議会議長が苅初之儀、木下設計の木下賀之代表取締役が穿初之儀、田中建設の田中大成代表取締役、大虫電工の田中康雄代表取締役、赤堀の赤堀哲雄代表取締役が掘初之儀を行った後、関係者が順に玉串を奉奠した。
引き続き開催された直会では、まず奈良市長が「地域のランドマークとして、新幹線開業への機運醸成を図るとともに、南越駅周辺まちづくり計画の理念実現に向けた第一歩となることを大いに期待している」と挨拶。
施工者を代表して田中建設の田中代表取締役が謝辞を述べ、環境と安全に配慮しながら、工期内に無事故で完成させることを誓った。