県土整備部は8日、県道岩美停車場河崎線に架設するPC橋りょう上部工(岩美町新井)の設計図書を固めた。きょう12日、PC2社JVを対象に工事公告し5月入札する。工事規模は3億円超。
岩美町役場前を走る現道から直接、国道9号に乗り入れる改良ルート。通称・新井橋はルートの終点付近を流れる蒲生川に架設する。
橋りょうタイプは「ポストテンション方式PC単純バルブT桁橋」。橋長48・5b、幅員7・5(11・0)b。プレキャスト部材(セグメント)をあらかじめ製作し、架設現場で接合する工法を採用した。
工期は22年度にまたがって施工する債務負担行為を設定した375日間。
発注にあたっては県外と県内のPC2社で構成するJVを要件とし、「技術提案評価型総合評価」を適用。着目テーマでは「品質」と「安全管理」に提案を求める。
同部は12日に公告後、5月13日に開札して技術審査に入る。
日刊建設工業新聞