国土交通省近畿地方整備局は、4月以降に発注する工事のうち、総合評価の試行予定工事として、計171件を発注する。内訳は▽施工能力確認型が102件▽電通チャレンジ型が24件▽社会条件に配慮した工事が16件▽受注機会促進型が9件▽機械チャレンジ型が9件▽若手・女性チャレンジ型が5件▽営繕チャレンジ型が3件▽現場従事技能者評価型が2件▽地域密着防災担い手型が1件―となる。
施工場所の府県別では、福井県が38件、和歌山県が35件と多く、兵庫県26件、京都府21件、大阪府19件、奈良県11件、三重県11件、滋賀県6件、岐阜県2件となった。
施工能力確認型では、和歌山県で26件、福井県で25件と全体の半数を占める。電通チャレンジ型では、兵庫県が7件で最多。京都府でも6件が対象となる。社会条件に配慮した工事では、和歌山県と福井県で8件ずつ試行する。また、受注機会促進型は兵庫県と京都府が4件ずつ、機械チャレンジ型は兵庫県と滋賀県が3件ずつで、若手・女性チャレンジ型は兵庫県2件、大阪府、京都府、滋賀県各1件となる。営繕チャレンジ型の3件は全て兵庫県、現場従事技能者評価型の2件はいずれも福井県で行う。
技術点を設定せず、基礎点・価格点・施工体制点のみで評価することで入札契約手続き期間を短縮する施工能力確認型は、工種別で土木が51件(B+Cランク9件、Cランク41件、Dランク1件)で半数を占める。この他、▽維持が18件▽造園が9件(Aランク8件、Bランク1件)▽アスファルト舗装が5件(Aランク3件、Bランク2件)▽受変電が4件▽法面が3件▽塗装が3件▽機械が3件▽鋼橋が2件▽通信が2件▽橋梁補修が2件―となる。
提供:建通新聞社