県生コンクリート工業組合(27社17工場)は2020年度に出荷した生コンクリートの総量をまとめた。1年間の総量は35万0331立方bで19年度と比べ8・7%の減少となった。
地区別の出荷総量は▽東部地域(9社8工場)13万3351立方b(同24%減)▽中部地域(6社4工場)6万7514立方b(同6・7%減)▽西部地域(12社5工場)14万9466立方b(同9・8%増)。
全体の出荷量は前年度と比べ「想定通り1割減」(同組合)となり、東・中部で前年実績を下回った。同組合では「西部は道路建設や美保基地関連の工事などで前年を上回ったが、県全体を支えるほどの出荷量にはならなかった」と話している。また、21年度の出荷量は約32万立方bとしており「依然として東・中部は厳しい状況が続くだろう。出荷量減少への対策を発注者・受注者で考えていく必要がある」と危惧している。
日刊建設工業新聞