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日本工業経済新聞社(群馬)
2021/04/05

【群馬】県東部農業事務所農村整備課は城沼地区で改修事業

県東部農業事務所館林農村整備センターは板倉町籾谷地内で進めている城沼水路改修事業で、8月ごろにも、水路工、取水ゲート工、揚水ポンプ機場工、管路工の4工事を指名競争入札する。工事の分割方式などはこれから検討する。工種は全て土木一式となる。水路工は既設ブロック積み水路をL型水路工へ改修するなどし、このほか手動ギアラック開閉器の取水ゲート設置工事などを進める方針。
水路改修箇所は東北自動車道より2qほど東、県道板倉籾谷館林線より100m程度北側、2020年度施工箇所内道路横断工とその上流を予定。水路工などは既設横断ボックスカルバート(5000o×2000o)をボックスカルバート(4500o×2200o)に改修。既設ブロック積み水路はL型水路工に改修する。L型水路工は内幅4500o×内高2000oを予定。
取水ゲート工の場所は東北自動車道より1・6qほど東側、県道板倉籾谷館林線より100m程度北側で焼石揚水機場付近の道路横断工上流箇所。取水ゲートの扉体および戸当り金物の材質はともにSUS304。手動ギアラック開閉器で左岸側は2段ゲート、扉体幅は1520o、扉体高は700o+640o。右岸側は1段ゲートで扉体幅1400o、扉体高1340oを設置する。
揚水ポンプはポンプ設備工、配管工、電気設備工、建屋工一式を行う。設置するポンプは陸上ポンプでφ125o−150o。消費電力は15kW。全揚程12・5m、吐出量4・56立方m/秒。
管路工は2号ゲートおよび揚水機場より下流側で実施する。城沼水路の北側28haが主たる受益地埋設箇所で、現況用水路敷地内を基本とし、VU管φ100〜300oで施工を予定。施工延長は2・2qとしている。今回、発注する工事の設計業務は全てプロファ設計(伊勢崎市)が手掛けた。
同水路は館林市楠町地先を流れる鶴生田川から取水し、約3000m下流で板倉町籾谷地先の板倉川に合流する。うち、水路改修工事は約1600mの計画。ブロック積み水路や土水路からL型水路工やフリュームへの改修を基本とし、18年度から工事を進めてきた。