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建通新聞社(神奈川)
2021/04/05

【神奈川】神奈川労働局 2019年の監督指導「労働時間」が最多

 神奈川労働局は、管内12労働基準監督署が実施した2019年の監督指導の実施結果を公表した。それによると、19年に監督指導を実施した5248事業所のうち、何らかの労働基準関係法令違反が認められ、是正勧告を行ったのは3674事業場で、違反率は70・0%だった。主な違反事項を見ると、「労働時間に関するもの」(違反率26・6%)が最も多く、次いで「割増賃金に関するもの」(同16・9%)、「安全基準に関するもの」(同13・8%)などと続く。業種別での労働時間違反率は運輸交通業が最も多く50・4%。建設業は7・9%だった。
 監督指導とは、各種の情報、労働災害の報告などを契機として、労働基準監督官が事業場に対して行う立ち入り検査を指す。その際、労働基準関係法令違反などがあれば、是正、改善を指導することになっている。
 違反が多かった主な事項は、@労働時間(1397事業場)A割増賃金(886事業場)B安全基準(722事業場)C安全衛生管理体制(620事業場)D就業規則(562事業場)―など。
 最も多かった「労働時間」の違反率を業種別に見ると、運輸交通業が50・4%で最も多く、次いで清掃・と畜(38・6%)、接客娯楽(34・7%)、製造業(34・0%)、貨物取扱(32・9%)、保健衛生業(32・7%)、教育研究(29・0%)、金融広告業(14・8%)、建設業(7・9%)―などと続く。提供:建通新聞社