福井県は4月1日から、県建築士会、および県建築士事務所協会に対し、事務の移管を行う。
事務内容について、県建築士会(横山義博会長)には、2級建築士、および木造建築士の免許登録などの事務を移管(アウトソーシング)する。県知事が、同業務の指定登録機関として認定したもの。従来、2級と木造の建築士登録は、県土木部建築住宅課に出向き、手続きする必要があった。今後は、1級と同様に、士会での手続きとなり、一本化を図る。
一方、県建築士事務所協会(木下賀之会長)には、建築士事務所登録を事務移管する。士会に合わせて今回、県が認定。オンラインを活用し、利便性を向上させる。
官から民への業務移管で、民の活力や職能の啓発も促し、官には業務の効率化を図る狙いもある。全国的には、すでに事務移管が進展。未実施は、奈良県と、香川県の2県となった。
なお詳細は、士会(福井市御幸3丁目 県建設会館内)0776−24−8781。事務協(福井市日之出5丁目)0776−54−1552へ。