金沢市は、木の文化都市創出事業の一環として、学生が木を活用したまちづくりを提案するコンペティションの開催を企画している。現在、詳細な内容を詰めており、月内にも実施要領を公表し、参加学生を募集する。
市はコンペについて、金沢で建築を学ぶ学生らの未来のまちづくり建築家を目指すきっかけとし、今後のまちづくり行政に新しい発想をもたらす事業としたい考え。
名称(案)は「『木の文化都市・金沢』ミライまちづくり学生提案事業〜金沢のまちが学生を育てる〜」。第1回目のテーマは「「木」を取り入れた公共デザイン」を検討しており、継続開催も視野に入れている。
市では、学生を対象にまちづくりを題材にしたコンペは開いているが、木をテーマにしたコンペは今回が初めてという。
参加は、市のまちづくりを知る金大や工大、美大の学生ら5チーム程度を見込む。5〜8月に製作・研究し、9月にプレゼンを行う。
所管の松矢憲泰都市計画課長は、「将来のまちづくりに関わる学生を金沢から発信していきたい」と話している。