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日刊建設工業新聞
2021/04/01

【鳥取】21年度予算「箇所付け」/県内直轄事業に125億円配分/地域高規格道路は63億円

 国交省2021年度予算の「箇所付け」が公表され、県内直轄事業に125億円の配分があったことが31日までに判明した。また、補助事業の道路は岩美道路30億円、倉吉関金道路17億5000万円など地域高規格道路に63億4500万円が付いた。
 直轄道路は北条道路に43億6700万円で26年度開通に向けた必要額を計上。鳥取自動車道と米子道の付加車線整備はそれぞれ13億1800万円と5億7100万円の配分があった。直轄代行の国道183号鍵掛峠道路は17億1700万円(広島県側含め38億4300万円)で、25年度供用に向けて県境トンネルに着手する。
 また、中海・宍道湖圏域の道路整備では、予算概要に「鳥取と島根両県の関係自治体が協力して検討」と明記。米子・境港間を結ぶ高規格道路の具体化を検討する。
 直轄河川・海岸は14億7000万円。千代川改修の鳥取市用瀬町美成地区は堰改築や河床整理に1億7100万円を充てて完成させる。皆生海岸は富益工区の人工リーフに2億4000万円の配分。直轄砂防は9カ所に11億7800万円で、穴鴨4号砂防堰堤(3億8800万円)や美用砂防堰堤(1億5900万円)などを促進する。直轄港湾は境港の外港防波堤整備と岸壁(マイナス13b)舗装などに6億円。
 補助事業は道路と河川、砂防、港湾に計113億円。道路は新規に北条道路のICアクセス道として国道179号はわいバイパス4000万円と県道倉吉由良線(北栄工区)3000万円を組み入れ、県道倉吉青谷線(八屋〜山根工区)の無電柱化事業1300万円も加わった。補助改築は岩美道路、倉吉関金道路のほか、江府道路には7億4800万円が配分。久連トンネル(2609b)に着工する。
 また、社会資本総合整備事業は225億2300万円(社会資本整備総合交付金62億5300万円、防災・安全交付金162億7000万円)が配分された。

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